修了生からのことば ―2023年3月修了生5名より―

2023年3月で大学院留学アジア奨学生を卒業した5名より、修了に際してのメッセージが届きました。宜さんと孫さんは3年間、尹さんと金さんは2年間、そしてホウさんは1年間、かめのり財団の奨学支援のもとで研究活動に邁進する日々を送りました。5名の今後ますますの活躍を願っています。

 


 

写真左より、かめのり財団西川常務理事、孫心悦、宜鯤

 

孫 心悦 Sun Xinyue ソン シンエツ

同志社大学大学院 社会学研究科 社会福祉学専攻 博士後期課程 在籍中

奨学金受給期間:2020年4月~2023年3月

 

 かめのり財団奨学生として過ごした期間は、私にとって貴重な経験であり、人生を豊かにする素晴らしい機会でした。奨学金を受けることで、自己成長のための貴重な時間を過ごすことができました。毎月の面談や「夏の研修交流会」に参加したりして、スタッフや奨学生の仲間たちとの交流を通じて、異なるバックグラウンドや興味を持つ人々との出会いがありました。また、お互いに励まし合い、刺激を与え合うことで、自分自身の成長を感じることができました。

 

 論文の執筆や投稿は困難な道のりであり、挫折もつきものです。私自身もその経験をたくさんしました。論文の投稿が拒絶されたり、批判的なコメントを受けたりすることはよくあります。しかし、論文の執筆や投稿は挑戦的な道のりですが、それによって自身の研究力や学術的な成長が加速されます。困難や挫折を乗り越えることで得られる喜びや達成感は大きいものです。

 

 新奨学生の皆さま、自分自身を信じて、諦めずに進んでいってください。先輩の奨学生として、私は皆さまの頑張りと成果を心から応援しています。

 


 

宜 鯤     Yi Kun     ギ コン

京都大学 経済研究所 先端政策分析研究センター 研究員

奨学金受給期間:2020年4月~2023年3月

 

「温かな支援に支えられた日々」

 

 かめのりファミリーの皆さんの温かいサポートのおかげで、今年の3月をもって博士後期課程を無事に修了することができました。社会人になる実感がまだ薄いですが、4月から私は研究員として日本で働くことになりました。

 

 博士後期課程における研究と生活を振り返ると、研究が順調に進んでいる時もありますが、うまく進まない時も多かったです。それに加え、コロナの影響でほぼ家に引きこもり、ストレスは大きかったです。財団から経済的な支援だけでなく、交流の場が設けられ、本当に助かりました。

 

 毎月の報告と面談で、研究や生活の悩みを相談することができて、いつもあたたかいコメントと応援をいただきました。また、夏の研修交流会を通じて、大学または会社で活躍している優秀なOB・OGと交流することができて、貴重な人生経験と学術のアドバイスをいただきました。

 

 皆様からいつもご支援をいただき、心より感謝しております。これからも私を支えていただいた皆さまへの感謝の気持ちを忘れずに、より一層頑張っていきたいと思います。

 


 

写真左より、かめのり財団西川常務理事、ホウワイイップ、金叙娟、尹美香

 

尹 美香 Yun Mihyang ユン ミヒャン

早稲田大学 法学研究科 博士後期課程 在籍中

奨学金受給期間:2021年4月~2023年3月

 

  「研究は一人でするものではありませんでした。」

 

 2021年から2年間、かめのり財団の奨学生として過ごした時間は、自分の人生に大事な暖かさと思い出を残してくれました。かめのり財団のサポートなしでは、修士課程を無事に終えることはできなかったでしょう。かめのり財団は経済的な支援だけでなく、精神的な支えにもなりました。

 

 毎月の月次レポートによって自分のレポートへの皆様のコメントやフィードバックを頂くことができました。このことは、月次面談と相まって、日々悩んでいることや、現在の生活までを共有し、かめのりの皆様と一緒に頑張っていると分からせてくれました。研究は一人で頑張るものだと、大学院に入学するまで聞いていたのですが、今ははっきりと言えます。私の修士課程の研究はかめのり財団の皆様と一緒に行ったものです。

 

  現在は博士後期課程に進学していますが、2年間頂いた温かいお言葉や元気を思い出しながら研究をしています。将来には、一人前の研究者となり、かめのり財団の皆様から頂いた恩恵を、研究、日本と韓国の交流に資するといった形として返していきたいと思います。

 

 2年間の温かいご支援、誠にありがとうございました。かめのりファミリーの一人として、恥ずかしくないように頑張って行きたいと思います。

 


 

金 叙娟 Kim Seoyeon キム ソヨン

東北大学大学院 文学研究科 博士前期課程 修了

奨学金受給期間:2021年4月~2023年3月

 

「かめのり財団の奨学生として過ごした2年間の記憶」

 

 かめのり財団の奨学生として過ごした2年間は留学生活の中でも本当に特別な時間でした。研究をはじめ、様々な悩み事が留学する中で生まれます。これから新しい奨学生になる方々もそのような経験をすると思いますが、決して虹色の毎日ではありません。ですが、そのような様々な試行錯誤の過程も含めて温かく支えていただきました。このようなかめのり財団のサポートに深く感謝いたします。

 

 また、かめのり財団のファミリーになったことをきっかけにできた様々な縁も自分にとって大きな宝物です。国籍や文化、学校での専攻が異なる奨学生同士、OBOGと様々な交流ができたこともとても幸せで、学びも多い時間でした。机の前での勉強だけでなく、こうして人々との交流する中で得られるものは本当にかけがえのないものだと思います。

 

あっという間に2年が過ぎ、修了生になりましたが、これからもかめのりファミリーの一員として、学んできたことを社会に還元できる人になれるように頑張っていきたいと思います。この2年間、本当にありがとうございました。

 


 

Ho Wai Yip ホウワイイップ

立教大学大学院 異文化コミュニケーション研究科 博士前期課程 修了

奨学金受給期間:2022年4月~2023年3月

 

 この1年間、かめのり財団奨学生として活動する機会を与えていただき、誠にありがとうございました、かめのりで、まだ1年間しか過ごせませんでしたが、多くのインスピレーションを与えてくれる人たちに出会い、先輩や同期相談することができ、勉強にも生活にもすごく助けになりました。他のメンバーと過ごす時間はとても楽しく、夏の研修会や同窓会などの集会では素敵な思い出を残すことができ、このような集まりの中で、奨学生たちとの絆を深め、かめのりファミリーの一員であることを実感することができました。

 

 自分が慣れた環境から離れた外国で生活し、専門の勉強をすることは容易なことではありません。特に、ここ数年、世界が苦しんだ時代を経て、その影響から立ち直ることを体験することでより一層、ストレスに耐えることが必要になります。同じ経験をした仲間に出会える場を提供することは、心の健康維持に役立ちます。また、月1回の面談では、日常生活や研究生活の悩みを相談する機会になっています。些細なことかもしれませんが、これが大きな意味を持つのです。

 

 あらためて、1年間、いろいろとお世話になりました。かめのりファミリーの一員として受け入れてもらえて、本当に良かったと思っています。また、みんなと会いできる日まで楽しみにしています。