【報告】第10回高校生カンボジアスタディツアー

 2026年7月26日から8月2日まで、全国から選ばれた高校生10名が、公益社団法人日本ユネスコ協会連盟と公益財団法人かめのり財団の共催による「第10回高校生カンボジアスタディツアー」に参加しました。プノンペンとシェムリアップを訪れ、教育支援の現場や世界遺産、歴史・文化に触れながら、カンボジアへの理解を深める1週間となりました。帰国後は、それぞれが学校や地域で学びを発信する事後活動に取り組みます。

 


 

プログラム概要

 

1.主催:公益社団法人日本ユネスコ協会連盟、公益財団法人かめのり財団

 

2.実施期間:2026年7月26日(日)事前研修

       2026年7月27日(月)から8月2日(日)現地研修

 

3.参加人数:10名

 

4.訪問場所:カンボジア プノンペン、シェムリアップ

 


 

 

カンボジアの「過去」と「現在」を学ぶ

 

 プノンペンでは、在カンボジア日本国大使館とUNESCOプノンペン事務所を訪問し、カンボジアの現状や国際協力の取組について話を伺いました。生徒たちは現場で活躍する方々との対話を通じて、国際協力の意義や日本との関わりについて理解を深めました。また、トゥール・スレン博物館やキリングフィールドを訪れ、カンボジアの歴史を学ぶことで、平和の尊さについて考える機会となりました。

 

   

 

 

人びとの暮らしと教育に出会う

 

 シェムリアップでは、日本ユネスコ協会連盟カンボジア事務所を訪問し、長年にわたり展開されてきた「世界寺子屋運動」について学びました。その後、今年5月に開所したノーコー・ピア寺子屋を訪問し、授業見学や子どもたちとの交流を実施。さらに学習者の自宅訪問や大人向け識字クラスの見学を通じて、教育が地域社会にもたらす変化や可能性について理解を深めました。

 

 

 

 

歴史・文化・医療から見つめる社会

 

 アンコール小児病院では医療支援の現場を学び、アンコール・ワットやバイヨン寺院では世界遺産を通してカンボジアの歴史と文化に触れました。また、伝統芸能であるアプサラダンスの鑑賞を通じて、人びとが大切に受け継いできた文化の価値を体感することができました。

 

 

 

学びを未来への一歩に

 

 ツアーの最後にはラップアップミーティングを行い、参加者それぞれが現地で得た学びや気づきを共有しました。異なる地域から集まった仲間とともに過ごした経験は、国際社会や地域社会の課題を自分事として考えるきっかけとなりました。今後は学校や地域における報告活動などを通じて、この学びをさらに広げていく予定です。

 

 

 

参加した高校生からの声

“今回のツアーを通して、カンボジアの歴史や文化だけでなく、教育や貧困など、今も続いている社会の課題について多くのことを学ぶことができました。実際に現地を訪れ、人々と交流したことで、これまで資料や写真で学んでいたことをより身近に感じることができました。今回の経験を一度きりで終わらせず、これからもカンボジアについて学び、自分にできることを考えていきたいです。”

 

“自分にとって初めての海外ですが、想像も出来ないほど濃密で人として1つ成長できるの機会にしていただいて本当にありがとうございました!当初は、小児病院・寺子屋という場所に訪れるという事をきっかけに興味を持ちましたが、様々な視点を持った10人で過ごす事で多角的な視点でカンボジアを見ることができ、凄く良かったです。”