かめのり財団では、日本の中学生にアジアに対する興味を持ってもらうことを目的に、アジア各国に派遣し、現地の同世代との交流や施設・伝統文化の見学などさまざまな体験を通じて、相互理解を促進し交流プログラムを実施します。
NPO法人モンゴルパートナーシップ研究所(通称MoPI=モピ)の「黒板プロジェクト」の趣旨に賛同し、草原で生活する子どもたちの学校に黒板を贈ります。
2006年度より継続して助成し、本年度は黒板10枚を助成。2009年8月、10枚の黒板は、オルホン県にある5つの学校に届けられました。
MoPIの黒板プロジェクトは2009年度で8年目を迎え、これまでに配布した黒板はモンゴルの21県604校、1312枚になりました。2010年度は、過疎化している地域と人口が流入してきている中央部とに約200枚の配布を計画。配布10年目には、全国すべての学校に4枚ずつとなる400枚の配布を目標にしています。
本財団では4年間で、60枚の黒板を贈り、わずかではありますが、モンゴルの子どもたちがきれいな黒板を前に笑顔で学習に取り組める環境作りに支援できたことを嬉しく思います。

ユナイテッド・ワールド・カレッジ(UWC)香港校主催で、UWCの在校生および卒業生による運営で行われるこの会議は、若い世代が日中の歴史などについて議論、発表を行うもので、若い世代が日中関係について積極的に話し合い、お互いを知るよい機会となると考え、助成しました。
2009年8月11日〜19日の9日間のサマープログラムで、日中の中高生各24名、実行委員などを含め約70名が集まりました。初めは自己紹介やゲームで信頼関係を築き、経済、環境、歴史などを話し合い、発表を行いました。また広東省への旅行では地元の人と交流し、終戦記念日には親戚から聞いた日中両国の戦争体験を共有しました。参加者からは「異文化交流の大切さ。お互いに話し仲良くなることで、初めてお互いを知ることができる。」という感想などがあり、多くの方からの支援のもと成功裏に終了しました。
(ユナイテッド・ワールド・カレッジ:世界80カ国以上から高校生が生活を共にし、文化や考え方の違いを超えて友情を育み、平和と持続可能な未来を目指した教育を行っている)

このプログラムは、2009年8月2日〜8日にスイス・ジュネーブで開催する世界初となる国連主催の模擬国連世界大会に日本代表として5名の学生を派遣し、世界各地から集まる学生と模擬国連会議(GMUN)の中で交流し、世界の貧困削減を中心としてミレニアム開発目標についての議論を通して、世界的な問題への見識を深め、そこで得た知見を日本国内の学生に還元することを目的としています。
GMUNには世界56カ国800人の参加者の中で、アジアは日本からの5名を含む12カ国104人が参加。日本を含むアジア圏の学生が一堂に会し、世界の課題を議論するという貴重な機会ともなることから、趣旨に賛同し、助成しました。
今後、5名の参加者は、この会議を日本社会に広め、日本の学生たちにGMUNへ向けて勉強したこと、現地で得た経験を還元する活動をしていきます。


このプログラムは、香港中文大学連合書院と早稲田大学の学部生を選抜し、お互いに共同生活・研究あるいは異文化体験や国際交流を通じて、将来日本とアジアの架け橋となるような広い視野を持った国際舞台で活躍できる人材を養成することを目的としており、かめのり財団の理念に適うものと考え、助成しました。
2010年2月15日〜21日まで、香港中文大学連合書院の学生が来日し、また3月20日〜27日まで、早稲田大学の学生が中文大学を訪ね、“Internationalization in Higher Education : Myth and Reality”(「高等教育の国際化:神話と現実」)を共同研究テーマに、日本と香港における高等教育の国際化についてそれぞれの大学の事例も含め、考察しその成果を発表します。